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まちづくり推進機構について

事業方針及び事業計画

Business plan

令和5年度事業計画(案)

事業執行方針

中心市街地活性化事業への積極的な取組

我が国の経済は、コロナ禍からの社会経済活動の正常化が進みつつある中、穏やかな持ち直し傾向が続いている。一方で、世界的なエネルギー・食料価格の高騰や欧米各国の金融引き締め等による世界的な景気後退懸念など、わが国経済を取り巻く環境には厳しさが増しています。
政府としては、こうした景気の下振れリスクに先手を打ち、我が国経済を民需主導の持続的な成長経路に乗せていくため、「物価高・円安への対応」、「構造的な賃上げ」、「成長のための投資と改革」を重点分野とする「物価高克服・経済再生実現の総合経済対策」(令和4年10月28日閣議決定。以下「総合経済対策」という。)を策定し、今後とも、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略を一体的に進める経済財政運営の枠組みを堅持し、民需主導の自律的な成長とデフレからの脱却に向け、経済状況等を注視し、躊躇なく機動的なマクロ経済運営を行っていくとしております。
宇都宮市としては、子どもから高齢者まで、誰もが豊かで便利に安心して暮らすことができる夢や希望がかなうまち「スーパースマートシティ」の実現に向けて「地域共生社会」、「地域経済循環社会」、「脱炭素社会」による「人づくり」や「デジタル技術の活用」によるまちづくりなどに取り組んできたところですが、令和5年度は、住み慣れた地域で安心して暮らせる「NCC」の形成を加速するため、特に都心部における、ウォーカブルなまちづくりに向けた市街地形成への新たな支援制度の創設などに取り組むとしております。
また、8月には、公共交通の要となるLRTが走るまちの姿が具現化され、更には宇都宮駅西側の中心市街地においても2030年代前半の開業を見据えた「(仮称)都心部まちづくりプラン」や「LRTの西側整備に向けた検討」が進むこととなります。
中心市街地においては、これまで市民や事業者の皆様をはじめ大勢の方々の協力によりまちづくりが進められてきたことに加え、宇都宮まちづくり推進機構が進める「魅力ある中心市街地の形成に向けた事業」「都市拠点の形成に向けた事業」「賑わい創出に向けた事業」などの事業にも創意工夫を凝らし行ったことにより、地域活性化に向けた取り組みが徐々に動き出し、街なかの賑わいが戻りつつあります。
今後、人や企業から選ばれる魅力的なまち・宇都宮として持続的に成長していくためには、宇都宮市をはじめ関係団体等が連携し、街びらきによる駅東口地区の賑わいを中心市街地に波及させるなど、更なる活性化に取り組んでいく必要があります。
このようなことから「宇都宮まちづくり推進機構」においても恒常的な賑わいの創出や経済活力の向上に向け、公共の持つ信頼性や民間の持つ経営力とネットワークを活かし、公共と民間が一体となった組織力を最大限に発揮することで、魅力ある中心市街地の形成を図るため「第3期中心市街地活性化基本計画」に加え、令和5年度に策定予定の「(仮称)都心部まちづくりプラン」などの実現に向け各種施策事業を着実に推進し、中心市街地の活性化に取り組んでまいります。

  • イエローフィッシュの活用促進など魅力ある中心市街地の形成に向けた事業への取組
  • LRTまちづくり研究会等による公共交通を中心とした都市拠点の機能向上に向けた取組
  • オープンカフェやイルミネーション事業など賑わい創出に向けた取組

当機構の発展に向けた取組

中心市街地活性化事業を継続して推進するためには、当機構の安定した組織運営が必要であることから、そのための経営基盤の拡充に向け、更なる会員の確保や収益事業の発掘に努めることとし、自立的な経営体のあり方についても検討する。

  • 中心市街地活性化のための事業を積極的に推進するとともに、当機構の認知度向上のため、SNSやミヤラジなどを活用した広報活動を充実する。
  • 会員増に向けた入会強化月間を設けるなど、会員の確保に努める。
  • 安定した経営体のあり方の調査・研究
  • 当機構が担うべき公益的・収益的事業の検討
事業計画

主な中心市街地活性化事業

魅力ある中心市街地の形成に向けた事業
  • まちづくり交流センター「イエローフィッシュ」の活用

    イエローフィッシュの機能向上に伴い団体の打合せスペース等としての利用が向上し一定の成果をあげた。更なるまちづくりの拠点化を図るための効果的な活用を検討

  • 個性を活かしたまちづくりの題材の発掘と活用

    「宇都宮“江戸時代”歩き地図」の活用と「戦後うつのみや発展秘話」の推進

都市拠点の機能向上に向けた事業
  • 新たなまちづくりに関する情報提供

    スーパースマートシティにおけるNCCの推進や公共交通ネットワークの充実に向けて、行政や関係団体等との情報共有や「LRTまちづくり研究会」における部会横断的な取組との連携を図りながら、各種媒体を活用した情報提供などを実施

  • 公共交通等の利活用促進

    公共交通利用促進運動“MOVE NEXT 宇都宮”の推進に向け、公共交通や自転車等の利活用促進につながる調査研究などの取組を実施

賑わい創出に向けた事業
  • オープンカフェ事業

    まちなかの集客スポットとしての「オープンカフェ」を実施

  • 泉町活性化プロジェクトの推進

    街路環境の向上や情報発信の強化など、賑わいづくりの取り組みを実施

  • 釜川の魅力・賑わい創出事業(釜川プロムナード整備協議会共催)
    • 釜川の景観提案や活動事業の検討
    • 釜川美化活動(花植え及び管理・清掃活動)
      新橋から御橋間を重点区間とし、釜川プロムナード沿いの定期的な花の植え替え及び管理と清掃活動を実施
    • 釜川川床桜まつり事業【春】
    • 釜川夏の宴事業【夏】
    • 釜川源流ウォーキング事業【秋】
    • イルミネーション事業【冬】
  • イルミネーション事業

    街なかの賑わい創出と中心市街地活性化を図るため、中心商店街や宇都宮市中心市街地ライトアップ実行委員会、歴史と光のフュージョンプロジェクト実行委員会と連携し、通りや街角、釜川などを色とりどりの光で彩るイルミネーション事業を実施

  • 大谷石蔵活用事業

    宇都宮の地域資源である大谷石蔵や歴史的建物の保存・利活用を図るため、「うつのみや石蔵バンク」での情報発信やバンク掲載物件の現況調査・取材を実施し、所有者に対する保存策などの働きかけや借り手とのマッチング支援を実施する。
    また、大谷石パンフレット「石の街うつのみや遺産と景観」を活用したまち歩きの企画・提案

部会等の活動

総務部会
  • 中心市街地活性化の検討及び実施について
    • まちづくり交流センター「イエローフィッシュ」の活用
    • 中心市街地活性化アドバイザーの活用
  • 大学等との連携強化
    • 宇都宮大学地域デザイン科学部「地域プロジェクト演習」への協力
    • 宇都宮市創造都市研究センタープロジェクトへの参画
    • とちぎ圏央まちづくり協議会との連携
    • 専門学校等との連携
  • まちづくり推進機構の組織強化及び広報活動の充実
    • 会員の確保・増強
      ・入会強化月間を設け、会員増に向けた取組の実施
    • 都市再生推進法人への申請
    • 全国まちづくり組織の調査・研究と組織の検討
    • フェイスブックやインスタグラム、ミヤラジなどを活用した情報発信
宮再発見専門委員会
  • 「宇都宮“江戸時代”歩き地図」の活用の推進
    • 「宇都宮“江戸時代”歩き地図」講演会の開催
  • 「戦後うつのみや発展秘話」の情報収集・発信
まちづくりと交通部会
  • 新たなまちづくりに関する情報提供
    • “MOVE NEXT 宇都宮”による公共交通の利活用促進につながる情報提供
    • LRT開業を契機とした、公共交通と連携したまちづくりの機運醸成を図る活動
  • 公共交通等の利活用促進
    • 「公共交通とまちづくり」「自転車等の利活用促進」に向けた取組の実施
魅力ある都心創造部会
  • 宇都宮まちなかオープンカフェ事業の実施
    • 楽しく歩きたい通りを目指すため出店者による組織づくりの推進
  • 泉町活性化プロジェクトの推進
  • 釜川の魅力発信と賑わいづくりのための春の宴「かまがわ川床桜まつり」夏の「鮎のつかみ取り」及び秋の「釜川源流ウォーキング」、冬の「イルミネーション事業」の実施
  • 「上から見るぞ 立体観戦クリテリウム」の実施
歴史的建物活用特別委員会
  • マッチング事業
    • うつのみや石蔵バンクの運営(保存・利活用のための大谷石蔵や歴史的建物物件の情報発信)
    • 大谷石蔵や歴史的建物物件のリストアップ及び物件訪問の実施
  • 「石の街うつのみや遺産と景観」パンフを活用した「まち歩き推奨ルート」設定
    • まち歩き推奨ルート「昭和・清住コース」を歩き検証する。
    • ホームページ等によるPRやスマートフォン版推奨ルートの作成
  • 大谷石フォーラムの開催
部会横断的な取組
LRTまちづくり研究会
  • (仮称)都心部まちづくりプラン等に関する情報提供・意見交換
    • 「(仮称)都心部まちづくりプラン」、「JR宇都宮駅西地区の整備」、「LRTの西側延伸整備」の進捗に合わせた勉強会、意見交換会等の実施
  • LRT開業を踏まえた駅西側への導入に伴う沿線のまちづくりに関する調査研究
    • 駅東側のLRT開業を踏まえた事業効果等の検証を進め、駅西側のまちづくりの調査研究に活かす。

宇都宮市中心市街地活性化協議会の運営

  • 「プレイスメイキングうつのみや」の推進

    中心市街地において、「安全・安心」に配慮しながら、「ゆとり」や「つながり」、「愉しさ」が感じられる、日常的な賑わいづくりを効果的に推進するため、まちなかの公共空間を「人が訪れたくなる居心地の良い場所」に変えていくプレイスメイキングに取り組む。 昨年度とりまとめたプレイスメイキングのビジョンをまちづくりの関係者と共有し、仲間づくりを行うとともに、ビジョンの中で取り上げた場所についての短期的アクションを実施する。

  • 公共空間の利活用促進
    • 公共用地等利活用事業への支援・協力
      中心市街地において展開される公共用地等利活用事業に対し、支援・協力を行う。
    • ポケットパークを活用したイルミネーション事業の実施
      低・未利用地を活用した夜の賑わい創出を図るため、中心市街地のイルミネーション事業と連携し、ポケットパークにおいてイルミネーションの企画装飾を実施
  • 宇都宮街なか元気プロジェクトの活用促進

    宇都宮市の中心市街地活性化のために必要な研究・社会実験・検証等を行う団体に対し、経費の一部を支援する制度「宇都宮街なか元気プロジェクト」の活用を促進

  • 研修会の開催

    宇都宮市中心市街地の活性化に資する研修会の開催
    まちなかの公共空間に関するニーズ把握や空間の評価のためのワークショップなどを実施し、中心市街地における公共空間の使い方等について整理する。